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白山手取川ジオパーク推進協議会会長(白山市長)コメント

本日、白山手取川ジオパークがユネスコ世界ジオパークに正式認定となりました。大変うれしく、また誇らしく思っております。

2010年に推進協議会が設立されて以降、ここにお集まりいただいた構成団体の皆さまをはじめ、学術会議委員の皆さま、学習支援員の皆さま、連携協定団体の皆さま、公認観光ガイドの皆さまなど、この地域に関わる多くの方々のご尽力のもと活動を積み上げてきた結果が、ようやく実ったものと考えをめぐらせると、大変に感慨深いものがあります。

認定勧告が決まった昨年12月以降、念願の認定を目前にするも正式認定までは喜びを抑えていたなか、無念にも亡くなられた山田憲昭前白山市長も、今は遠慮なく大喜びしているのではないかと思いますし、これからの私たちの取り組みを楽しみに見守っていただいているのではないかと思います。

ジオパークの取り組みは、単に、地球科学的な遺産の保護・保全だけでなく、遺産を活用した教育活動の推進、地域経済等の発展までも考えています。また、そのような活動を推進することで、この地域のさらなる発展に寄与するとともに、地球環境や国際社会の維持・発展への貢献にもつなげてまいります。

私たちは、今まさにユネスコ世界ジオパークとしての活動のスタートをきったところですが、今後、このような地域と世界とのつながりをしっかりと認識を持ちつつ、さらに活動を盛り上げていきたいと考えています。

ジオパークは人だ、とよく言われていた、前市長のジオパークへの思いを引継ぎつつ、今後は、ユネスコ世界ジオパークの活動をより多くの人たちと連携して行い、地域の発展のみならず、これからの地球や社会を担う人づくりを進め、ひいては、白山手取川地域のたゆまぬ発展にもつなげていきたいと思います。

今、まずは、ユネスコ世界ジオパークの正式認定を地域の皆さんと大いに喜びたいと思いますが、今後の活動に向けては、世界のなかでもジオパーク活動のけん引役を担えるよう、あらためて気を引き締めて取り組んでいきますので、引き続き、皆さまのご支援、ご協力、よろしくお願いいたします。

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