白山手取川ジオパーク白山手取川ジオパーク

ABOUT

ABOUTHAKUSAN TEDORIGAWA
GEOPARK

ジオパークは、大地の遺産の保護とその活用を目的とする自然公園です。
石川県白山市の全域が白山手取川ジオパークとして日本ジオパークに認定されています。
 
白山を象徴として大自然と人の暮らしがそこにある、
何気ない風景に隠された「大地の物語」
山-川-海そして雪、いのちを育む「水の旅」
水の旅とともにある「石の旅」

ジオパークで、地球の営みを体感しよう !!

大地と自然と人々の生活の物語

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大地の成立ち

エリア内には、小大陸の衝突でできた岩石、恐竜などの化石が見つかる地層、日本海ができつつある時の火山活動の堆積物や、現在も活動する白山火山の噴出物など、約3億年前から現在に至る時代の変化を記憶した大地が残されています。
大地の成立ち
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動く大地・
変化する大地

大地はずっとそこにあるものではなく、日本海ができた時には大陸から離れたり、押されたり引っ張られたりすることで割れ目ができてずれたり、マグマが地中から上がってきて火山が噴火したり、雨や雪などにより削られたり、削られた大地のかけらは運ばれたり、と、たえず変化してきています。
動く大地・変化する大地
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現在の「水の旅」

変化する大地の中でできた高い山“白山”にあたる気流が、日本海から白山へ大量の雪(雨)をもたらします。雪は解けて水となり、手取川の流れなどを経て、再び日本海へ戻ります。この狭い範囲で「水の旅」(水の循環)が繰り返されています。
現在の「水の旅」
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現在の「石の旅」

繰り返される「水の旅」のなかで、特に手取川の流れとともに、「石の旅」もおこっています。崩れが起きやすい上流域から流れ出た石を、手取川の水の流れが運び、さらに中流域の大地を削ります。下流域まで運ばれたたくさんの石がたまってできたのが手取川扇状地で、手取川の河原にも旅する途中の石ころがたくさんあります。
現在の「石の旅」
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恵み

地球のなかで繰り返されるこのような「水の旅」「石の旅」のなかで、動植物などの生態系が存在し、さらにその周りで私たち人の生活の場が生まれています。人は、水や動植物などの恵みを得られる場所で暮らしていますが、その恵みは、「水の旅」「石の旅」のもとで生まれてきたのです。
恵み
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災害と共存

「水の旅」「石の旅」は恵みをもたらす一方で、洪水などの災害とも結びついています。しかし、この地に暮らす人たちは、水害などをいなす知恵をもって、「水の旅」「石の旅」との共存をはかり、恵みを得てきました。
災害と共存
  • 地質・地形

    地質・地形
  • 生態系

    生態系
  • 歴史・文化・産業

    歴史・文化・産業

大自然の風景だけでなく、私たちが見ている風景や、私たちの暮らしは、これらの3つの大きな要素が関係したなかで成り立った風景なのです。
白山手取川ジオパークでは、これらのつながりをとてもわかりやすく感じられます。

ジオ・エコ・ヒト
まるごと理解して楽しむ

ジオパークでは、私たち人の暮らしている地域の「大地の物語(ジオ)」とそこに生きている「動植物(エコ)」、そしてそれらと人の「生活・歴史・文化・産業(ひと)」との関わりを学び、楽しみます。

世界と日本のジオパーク

ジオパークは、大地の成り立ちを示す地質・地形など、地球の活動がよくわかる大地の遺産を主な見どころとする、自然公園の一種です。見どころには、そのような大地の上に育まれた動植物などの自然や、考古学的・文化的な価値のある場所も含みます。
ジオパークプログラムは、それらの見どころに加え、関係の深い自然災害への備えなども含め、地域一帯を総合的に教育や地域の発展に活かす取り組みで、2004年よりユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が支援し世界で始まり、2015年11月にはユネスコの正式プログラムとなっています。ユネスコに申請し認定されることで、ユネスコ世界ジオパークを名乗ることができます。

 

 

国内には、日本国内だけで限定的に認定される日本ジオパークも存在し、ユネスコ世界ジオパークと同様の活動を進め、ユネスコ世界ジオパークへの申請をめざしています。

 

 

2009年には、ジオパークを推進する地域の活動を支援するため、「日本ジオパークネットワーク(JGN)」が設立されました。JGNには、日本ジオパーク認定地域が正会員として、認定をめざす地域が準会員として参加し、日本国内だけでなく、世界に向けてもジオパークを普及する活動などを積極的に行っています。
ユネスコ世界ジオパークはヨーロッパや中国を中心に、41カ国147地域あり、日本からも9地域が世界ジオパークに認定されています。また、国内には先の9地域以外に、白山手取川地域をはじめとした35地域が日本ジオパークとして活動しています。(2018年9月20日現在)

 

 

ユネスコがすすめる似た活動の世界遺産と比較すると、世界遺産は、条約に基づいて保護・保全を重要視するのに対して、ユネスコ世界ジオパークは保護・保全と活用、教育や科学の普及、地域の振興を重要視しています。保護と活用の両方を重視する点が、主に保護を目的とする世界遺産とは異なります。ジオツーリズムなど人々の活動により地域が活性化し、地域経済が発展することで、文化・環境の向上、遺産の保護や保全につながることが期待され、各ジオパーク地域はチャレンジし続けています。

 

ジオパークの目的として、大きく次の3つがあげられます。
1.地質遺産の保護
2.地質遺産を用いた教育・科学の普及
3.地質遺産を用いた観光・ジオツーリズムの推進

 

 

  ユネスコ世界ジオパーク 世界遺産
対象 世界的に優れた大地の遺産(もの)
優れた活動(ひと)
世界でそこだけの価値(もの)
目的 保護と活用
(教育・科学の普及と持続的な地域の発展)
保護
審査 4年に一度の再審査 1回
ユネスコとの関係 ユネスコの正式プログラム 世界遺産条約